調査の結果、コロナ感染症を罹患した人のうち、後遺症があったと回答した人は約4割と、かなり多くの人が症状を感じていたことがわかりました。また、その後遺症が治らないと回答した人は4割を超えており、コロナ感染症の症状が落ち着いても、後遺症に悩まされている人が多いことがわかりました。
■コロナ感染症の後遺症として「抜け毛」を実感した人は約1.5割!
後遺症があったと回答した人の中で、最も多かった回答は「倦怠感」で約6割となりました。次いで「味覚・嗅覚の異常」で約4割となっています。世間的にはこの2つが大きく取り上げられていることが多いですが、「抜け毛」を実感した人は約1.5割存在しており、見た目に現れる症状として、悩みが深刻化していると考えています。
■ワクチンによる抜け毛の相談も増加傾向!
また、アンファーの関連クリニック「Dクリニック東京」では「コロナ抜け毛」に関する悩み相談が昨年に比べて約3倍に増加していることに加え、「ワクチンと抜け毛」の関係性に関する悩み相談も多く寄せられるようになっていることを受けて、「コロナ抜け毛相談窓口」も設けられています。
■コロナ抜け毛とは
新型コロナウイルス感染症から回復する過程や、後遺症として髪の毛が抜けると言われています。一般的に病気にかかると免疫力低下・炎症反応が起こり、髪の毛に栄養が届きにくくなり、抜け毛に繋がります。最近では、無症状の新型コロナウイルス感染症患者においても「髪を洗う際に抜け毛が多くなった」と後遺症を実感する方が増えています。また、国立国際医療研究センターが実施したコロナ後遺症についての追跡調査より「(新型コロナウイルス感染症患者の)約4人に1人が脱毛症を発症」「コロナの症状を発症後、約2か月後に脱毛症が顕在化する」ことが分かっており、コロナ感染症収束傾向のある今でも、注意が必要です。
(参照: https://academic.oup.com/ofid/article/7/11/ofaa507/5934695 )
その他に、病気になったストレス・ショックでの抜け毛の進行も考えられます。またコロナ禍の環境変化によるストレスが原因で、抜け毛が進行してしまうことも言われています。