アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:叶屋宏一 以下「アンファー」)は、全国500人を対象に、赤ちゃんの入浴方法に関する調査を実施いたしました。その結果をもとに、小児科専門医の工藤先生から「赤ちゃんのお肌を守ろう」をテーマにお話を伺いました。工藤先生の提唱する「赤ちゃんの正しい入浴方法」に基づき、ボクシング元世界王者 山中慎介氏が赤ちゃんの入浴を実践する動画を配信します。
【入浴洗浄時の不安な点 第1位は「耳に水が入らないか」】
「普段お風呂に入れる(洗う)時の不安な点、疑問点はありますか?」という問いに対して、最も多かった回答は「耳に水が入らないか」が43.2%、次いで「目に水が入らないか」29.1%、「顔の洗い方」28.3%という結果になりました。赤ちゃんが泣いてしまうこともあり、不安になる方が多いようです。
アンファー調べ 20~49歳男女、n=500、子供あり(0~3歳の子供を持つ親)2021年4月実施
■工藤先生からのコメント
「耳に水が入ると中耳炎になってしまうのではないか」という声をよく聞きますが、入ったお水は基本的に耳から出てきますので、ご安心ください。また、耳に水が入っても、鼓膜があるため、それ以上お水が入らないようになっていますので、お水が入ったことで中耳炎になることもありません。ですから安心して、お耳もしっかりと洗ってあげましょう。お耳のうらや溝には皮脂やアカがたまりやすく、それが原因で炎症を起こすことがあります。
洗い方のポイントは以下の通りです。
●洗浄剤を泡立てて、撫でるように洗いましょう。
●赤ちゃんにはシワやくぼみが多いので、きちんとシワを伸ばして洗ってあげましょう。
●すすぎ残しもお肌トラブルにつながることがありますので、「すすぎ」は意識してしっかりと行うようにしましょう。
【洗浄剤を選ぶ基準は「優しさ」がトップに!洗浄剤のチェックポイントとは】
「洗浄剤を選ぶとき、一番気になるポイントは何ですか?」という問いに対して、最も多かった回答は「優しさ」で74.3%という結果になりました。赤ちゃんのお肌は非常に敏感なため、「優しさ」を重視して選ぶ方が多いようです。
アンファー調べ 20~49歳男女、n=500、子供あり(0~3歳の子供を持つ親)2021年4月実施
■工藤先生からのコメント
赤ちゃんの肌の特徴は主に以下の4点が挙げられます。
●皮膚が薄いが、よだれや接触などの刺激が多い
●汗腺密度が高い
●汚れがたまりやすい
●新生児の時期を除き、皮脂が少ない
ですから、単純に「優しさ」だけで選んでしまうのではなく、汚れや皮脂を落とせるかどうかも重要なポイントです。「低刺激」「弱酸性」「無香料」「無着色」「防腐剤無添加」のものを選ぶとよいでしょう。
また、以下の図のように、皮脂量や水分量も大人とは大きく違い、乾燥しやすいので、きちんとした洗浄に加えて、入浴後の保湿ケアはとても重要です。
また、「あせも」に関するご相談を多くいただきます。「あせも」は皮膚のよごれや、皮脂によって汗腺がふさがれてしまうことが原因です。「あせも」ができないように、こまめに汗をふく、汗をかいたら洋服を着替える、入浴する、保湿をする等の肌を清潔に保つ対策が効果的です。
【赤ちゃんの入浴を担当している父親は42%】
調査において、「普段、お風呂はどなたが入れますか?」という問いに対して、一番多かった回答は「母親」で55.8%、次いで「父親」が42.8%となりました。フリーアンサーでは、「コロナ禍で旦那が在宅勤務になり、手伝ってもらえるようになった。」という声もありました。ボクシング元世界王者 山中慎介氏は「コロナ禍で家にいる時間が増え、子供と入浴する機会が増えました。一方で、きちんと子供を洗うことができているかが気がかりです。」というご相談を頂きしました。
アンファー調べ 20~49歳男女、n=500、子供あり(0~3歳の子供を持つ親)2021年4月実施