アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:叶屋宏一 以下「アンファー」)は、女性の「隠れ肥満」に着目し、身体的特徴や食事の実態調査を実施しました。その結果、若年女性における隠れ肥満傾向(体脂肪率25%以上、およびSMI低群の特徴)として、炭水化物摂取量が少なく、摂取したたんぱく質は炭水化物の不足を補うためにエネルギー産生に優先的に使用されている可能性が考えられました。さらに、植物性タンパク質を摂取することにより、サルコペニア(隠れ)肥満を緩和することが判明しました。
【巣ごもりが影響か?コロナ禍で運動不足に拍車がかり子どもの肥満も進む】
2021年7月28日(水)に文部科学省が発表した、幼稚園児から高校生まで(5~17歳)の発育や健康の状態を調べる2020年度の学校保健統計調査の結果によると、標準体重を20%以上上回る「肥満傾向児」の割合は高1を除くすべての学年で増加していました。また、スポーツ庁が2021年2月に実施した高校生を対象にした調査によると、部活動の頻度が「週3回以上」と回答した割合は54.2%で、コロナ感染拡大前の78.2%から大きく下がっていることがわかっています。このように、巣ごもりによる影響は大人だけでなく、子供にまで及んでいると考えられます。
近年ではインターネットやSNSの普及により、誰でも簡単に情報を手に入れられる一方、過激なダイエットや誤った情報に接触することも多く見受けられます。今回は、誤ったダイエット方法で陥りやすい、見た目は痩せていても、体脂肪量が多く、筋肉量が少ない「隠れ肥満」に着目して調査・研究を実施しました。