さらに今回、アラサー女性たちに「夏の頭皮」の実態に加え、「夏によくおこなう行動」として、当てはまるものを聞いたところ、「髪をアップにしたり、キャップやハットをかぶる」は80%、「屋外イベントに参加する」は60%、「1日に複数回シャンプーをする」は29%(およそ3人に1人)となりました。こうした行動は、いずれも“頭皮異常”を招く要因になることがわかっています。
<調査結果解説> アンファー株式会社 商品開発部 北川愛子
◆夏のアップヘアやハットに要注意
ムレによる雑菌繁殖は、頭皮の「かゆみ」の原因に!
夏は、髪をアップにしたり、キャップやハットをかぶってカジュアルなおしゃれを楽しみたいシーズン。しかし、髪をまとめっぱなしにしたり、ハットをかぶりっぱなしにしたり…という状況が長時間続くと、頭皮はムレてしまいがち。そして、ムレによる雑菌繁殖は、頭皮の「かゆみ」を招きます。調査でも、「髪をアップにしたり、帽子(キャップ・ハットなど)をかぶっているときに、頭がかゆくなった経験がある」人は7割近く(69%)にのぼっています。
◆屋外イベントに要注意
皮脂の酸化が、頭皮の「ニオイ」の原因に!
海や音楽フェスなど、夏は屋外イベントが盛りだくさん。外で直射日光を浴びることで皮脂が出やすい状況になります。さらに、その皮脂が酸化することで、頭皮に「ニオイ」が生じる原因に。今回の調査でも、「屋外イベントに参加した後に頭皮のニオイが気になった経験がある」人は68%と約7割にのぼっています。
◆朝・晩2回のシャンプーに要注意
洗浄力が強すぎて皮脂が過剰分泌すると、頭皮の「ベタつき」の原因に!
暑い夏は、朝も晩もシャンプーをして、すっきりしたいという人も多いのではないでしょうか。しかし、頭皮を洗いすぎたり、洗浄力が強すぎたりすると、乾燥を招いてかえって皮脂が出過ぎてしまうことが。こうした皮脂の過剰分泌は、頭皮の「ベタつき」の原因となります。今回の調査でも、「シャンプーの直後はすっきりしていたのに、ドライヤーの後にはベタつきを感じた経験がある」人が3人に1人(30%)にのぼっています。
なお、アンファーが15~39歳の女性500名を対象としておこなった調査(※)によると、女性の約8割(77%)が“気まぐれ頭皮”を自覚しているにもかかわらず、日常的に頭皮ケアができている人は、わずか1割台(12%)であることがわかっています。また、現在、頭皮ケアをしていない人に、その理由を聞いたところ、最も多かったのは、「何をすればいいかわからないから」で61%。続く、「面倒だから」(30%)、「忙しいから」(24%)などの回答を大きく上回りました。
※「頭皮」に関する意識・実態調査(2018年2月実施)