アンファー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:三山 熊裕)は、石けんをひとつ買えば、ひとつ届く「SAVE SOAPプロジェクト」で、カンボジアの親・子供に手洗いと全身洗いの啓発を行い、「予防医学」の普及に尽力しています。今回、日本人の手洗いの実情を調査するべく、20歳~59歳の男女300名【男性:100名(子供なし) 女性:48名(子供なし)、女性:252名(子供あり)】を対象に、『手洗いに関する意識調査』を実施しました。 回の調査では、手洗いの習慣があると回答した人は多くいるが、正しい手洗い方法※を実践できていない“つもり洗い”の人が多くいる事が分かりました。この結果について聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座 特任教授の井上肇先生にお話しを聞きました。 「日本はカンボジアなどの開発途上国に比べ、衛生環境が良いので逆に感染に対する免疫獲得力が弱くなっている可能性があります。たとえ石鹸を利用したとしても正しい方法で手洗いをする事が重要です。中途半端な手洗いや洗浄方法を行っていると、手洗いによる感染予防効果も確かではありません。あなたの手洗い方法は大丈夫ですか?洗っているつもりになっているかもしれないので、今一度あなたの手洗い方法を見直してみましょう。」 (聖マリアンナ医科大学 幹細胞再生医学(アンファー寄附)講座 特任教授 井上肇) 調査結果によると、手洗いを「毎日必ず」と回答した人は70.75%、「毎日やりたいができないこともある」は11.0%と、8割以上の人が手洗いを日常習慣としている事が分かりました[図1]。しかし、正しい手洗い方法※が実施できていなかった“つもり洗い”の人は約7割(67.25%)もいることが明らかとなりました。 さらに、直近1年間に感染症(かぜ・感染性胃腸炎・インフルエンザ)にかかったことがあると回答した人の手洗い方法を見てみると、約7割が帰宅後に手洗いを「毎日必ず」「毎日やりたいができないこともある」と回答しているにも関わらず、感染症罹患者となっていた事も明らかとなりました[図2]。 ※公益社団法人日本食品衛生協会