27 | 薄毛やAGAにまつわる素朴なギモンQ&A | 頭皮ケア研究最前線予防医学のアンファー

髪にまつわる素朴なギモンQ&A

女性の髪の悩み編

パーマやブリーチを繰り返しています。 今後、髪に悪影響は出るのでしょうか?: 髪は縦に走る毛皮質という線維束の周囲をキューティクルが取り巻いています。パーマは、毛皮質の線維同士をしっかりとつなぐ結合を強力な還元剤で切断して好みのヘアスタイルをつくった後、強力な酸化剤で再結合させています。このとき、開裂した結合がすべて再結合されないので損傷され髪の強度の低下、弾力性の低下が起こりやすいのです。
ヘアカラーと呼ばれる永久染毛剤（酸化染毛剤）は、毛皮質内部において染料を化学反応させて着色します。染毛効果は高いのですが毛髪を損傷しやすく、アルカリ性製品の方が酸性製品より染毛効果が高く傷みやすい特徴があります。髪の入れ替わり前に繰り返すと損傷は累積し、ツヤやハリが失われ、切れ毛・枝毛が増えます。頻度を最小限にし、施術後はトリートメントなどのケアが必要です。ヘアマニキュアは、染毛効果の継続は数週間のみですが、永久染毛剤よりも損傷が軽度です。; ＜城西クリニック福岡　照島雅之院長＞

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