（前回の続きです）
早朝、お部屋のバルコニーから眺める相模湾。海に射し込む朝日の美しさは、神秘的ですらありますね。熱海の高台に位置する、星野リゾートリゾナーレ熱海は、どのお部屋からも、この絶景が臨めるので、リゾート気分満点！
午前中に体験したアクティビティは『熱海七湯めぐり～古地図を持ってタイムスリップ～』（2013年9月2日～11月29日の平日開催）。明治15年（上）と大正14年（下）の古地図を持って、熱海温泉の歴史を感じるウォーキングツアーなのです。
日本屈指の温泉郷である熱海は、源泉の数も多く、その総湧出量は毎分17,085ℓ（平成23年2月現在）を誇っています。この熱海温泉の歴史に重要な位置を占めてきたのが“熱海七湯（ななゆ）”と呼ばれる自噴の温泉。現在の熱海七湯は、当時の源泉を復元したモニュメント（入浴施設ではありません）になっています。この七つの源泉を巡り“熱海七湯”にまつわる話や、歴史に触れ、湯の町情緒を楽しむ趣向。では、総距離3㎞、約40分のウォーキングに、いざ出発！
源泉や温泉の神様を祀った神社などの解説を聞きながら、地元の人しか通らない裏路地を歩いたり。普通の観光では得られないワクワク感が満載です♪ 圧巻は、大湯間欠泉（おおゆかんけつせん）。明治15 年の地図を見てください。上部中央のモクモクと湧く湯気が描かれていますよね。それがこの間欠泉なのです。
アメリカのイエローストーン公園内オールドフェイスフル、アイスランドのグレートガイザーと共に、世界3大間欠泉のひとつに数えられていた大湯間欠泉。湯と蒸気を交互に噴出し、地面が揺れるようであったとの言い伝えが。まさに、古地図に描かれていた通りなのですね。
大正時代初期までは、一定のリズムで熱湯を吹き上げる自噴泉でしたが、関東大震災（大正12年）後、噴出が衰え、昭和37年、人工的に噴出する間欠泉として再整備。市の文化財として保存し、現在に至っています。
小沢の湯・平左衛門の湯（こさわのゆ・へいざえもんのゆ）は、蒸気の吹き出し口が高温に。地元の方たちは、この源泉の蒸気でゆで卵をつくって食べているそうです。このツアーでも、スタッフの方が持参してくださった卵を茹でてみました。8分ほどで、とろ～りクリーミィなゆで卵に。素晴らしく美味しかったです。
大正14年の地図に載っている郵便局の、現在の姿がこちら。当時の建物そのままに、今はお店になっていました。熱海の街そこここで、タイムスリップしたような感覚に。これぞツアーの醍醐味ですね！ 熱海は坂道が多いので、運動としても効果的なウォーキングとなりました。
ホテルに戻り、次なる体験はクライミングウォール。カフェフロアに設置されたクライミングウォール『親子の北壁』は、6.5mの高さがあり、花火をイメージしたデザイン。ロープや道具を使わず、体ひとつで登るボリダリングとは違い、ロープで体を固定し、下はフカフカのマット敷きなので、4歳以上の子供から体験できます。15分間は無料体験で、もっと体験したい人は、1グループ１時間2,000円の貸し切りプライベートレッスンも（2013年9月2日～11月29日の平日開催）。
私は15分の体験でしたが、これがすごい運動量！ 手で石をつかみ、足場を確保し、体を支えながら登るので、全身の筋肉フル稼働です。私のクライミング姿は、ヘッピリ腰でお恥ずかしい限りなので、スタッフの方にデモンストレーションしていただいた姿をパシャリ。
どの色の石に手をかけるべきか、下からスタッフの方が教えてくれるので、初心者でも簡単に登ることができます。上まで登って右を見れば、スクリーンのように広がる相模湾が。達成感と開放感で、アドレナリン（？）が分泌されたのか「ウォーーーッ！」と雄叫びを上げたい気分になりました（笑）。降りるときは、壁を両足でトンと蹴り、両手でロープを握っていれば、床に敷いたマットの上で、自動的に止まる仕組みになっています。
クライミング後は、お待ちかねの夕食。旬の食材を日本料理で楽しめるダイニング『花火』へと向かいました。地元の新鮮な魚介類や安全で体にいい野菜など、豊富な食材で調理された会席料理は、舌だけでなく、目でも味わう美しさ。『花火』から見える熱海の夜景を堪能しつつ、お箸が進む運動後の宵でございました。（次回に続く）
熱海七湯めぐり～古地図を持ってタイムスリップ～
【期間】2013年9月2日（月）～11月29日（金）の平日
【時間】10:00～12:00
【料金】2,500円／1名
【人数】2～8名
【対象】大人
【持ち物】動きやすい服装
【申込】3日前の18:00まで受付
お申し込みは9:00～18:00 予約センターTEL050－3786－0055まで
親子の北壁～クライミングウォール体験～
【期間】毎日
【時間】10:00～12:00／15:00～18:00
※夏休み、大型連休などの期間中は、延長する場合あり
【所要】15分入替制
【料金】無料
【対象】4歳以上 体重15㎏～150㎏
【持ち物】靴下、ズボン
【申込】当日予約制。先着順
親子の北壁 貸切プライベートタイム
【期間】2013年9月2日（月）～11月29日（金）の平日
【時間】18:00～19:00／19:00～20:00の計2回
【料金】2,000円／1組
【人数】1～6名程度
【対象】4歳以上、親子、大人 ※子供だけの参加不可
【申込】3日前の18:00まで受付
お申し込みは9:00～18:00 予約センターTEL050－3786－0055まで
小浜島は、沖縄本島から約410㎞の南西、八重山諸島の中央に位置します。リゾートコンセプトは“真南風（まはえ）ロマンティック”。真南風は、初夏の季節に吹く風を表し、先人達はこの風にのって色々な国へと渡り、貿易などをしていたという言い伝えが。その事から、海の向こうから豊かさを運んでくれる風として、今も沖縄の人々に語り継がれています。リゾナーレ小浜島は、琉球諸島の文化を活かしながら“新しい豊かさを運ぶ風”でありたいというポリシーが。スポーツのアクティビティも多く、島の特徴を活かした沖縄ならではのロマンティックな滞在が楽しめます。
取材・文／美容ジャーナリスト 藤田麻弥
【プロフィール】
雑誌やWebにて、美容と健康に関する記事を執筆。化粧品のマーケティングや開発のアドバイス、広告のコピーも手がける。エビデンスのある情報を伝えるため、日本抗加齢医学会や日本香粧品学会を始め、多くの学会やセミナーを聴講。自身もアンチエイジングに関するセミナーの企画・コーディネートを務める。著書に『すぐわかる！ 今日からできる！ 美肌スキンケア』（学研パブリッシング）がある。
【最近のハマりもの！】
薬膳レストラン10ZENの薬膳カレーにハマっています。お店は、品川駅高輪口から徒歩4分ほどに位置する、ニホンドウ漢方ミュージアムに併設。本場スリカンラから取り寄せたスパイスと漢方が絶妙にブレンドされ、味も◎。ランチを食べた日の夕方は、脚のむくみが軽減しているので、デトックス効果が期待できます。漢方ブティックでは、薬剤師さんにいろいろ相談でき、肌年齢や血圧・血流も無料測定できるのでオススメ！
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