医療法人社団ウェルエイジング 理事長/聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学寄附講座講師
小林 一広(こばやし かずひろ)
10代や20代前半で薄毛になることはまれですが、この時期に悪い生活習慣をすると、発毛環境は悪くなります。特に体力があるため、無理な生活習慣を送りがちな世代でもあります。将来薄毛で悩まないためにも、生活習慣のポイントを発毛クリニックの専門医、小林一広先生に伺いました。
10代~20代前半で、薄毛になることはまれですが、悪い生活習慣で、発毛環境が悪くなっている人は少なくありません。次の項目は当てはまりませんか?
□受験勉強などで睡眠時間が少なく、いつも眠たい
□進学や将来の不安で、ストレスが溜まっている
□週に3回以上はファーストフードを食べている
□ポテトチップスなどのスナック菓子が欠かせない
□タバコを吸っている
□ゲームで徹夜することが多い
□太りたくなくて、食事量を抑えるハードなダイエットをしている
ひとつでもチェックがついた人は、生活習慣が乱れ始めている証拠です。
受験や就職、友達関係などで意外とストレスが多いこの世代。ストレスを溜めないことは必須条件です。さらに、発毛に深く関係する食生活と睡眠をきちんと見直しましょう。
ファーストフードや牛丼などは脂肪分や炭水化物が多く、栄養バランスが偏りがちになります。外食するなら、ファーストフードよりも定食タイプのものを選びましょう。コンビニなどでお昼を買うときには、単品ものよりも幕の内弁当のような食材が豊富なもの、もしくは、おにぎりにツナサラダをプラスするなど、栄養バランスを考えることが大事です。
ポテトチップスなどのスナック菓子は、脂質料が多いので、頭皮の皮脂バランスを乱してしまうことも。量を徐々に減らしていくようにしましょう。
睡眠不足は発毛にも影響します。勉強やゲームを深夜までするのはオススメできません。最低でも6時間、平均で7時間は睡眠を取るようにしましょう。
タバコは百害あって一利なしと言われています。特に血流を悪化させるため、発毛にはよくないと言われています。吸い始めた人は、将来のためにも禁煙を。また、吸ってみようかな、と思っている人は「薄毛の原因!」と心に刻んで、吸わないように心がけましょう。
この記事の監修
医療法人社団ウェルエイジング 理事長/聖マリアンナ医科大学幹細胞再生医学寄附講座講師
精神保健指定医
小林 一広(こばやし かずひろ)
北里大学医学部卒業。
同大学病院にてメンタルヘルスを中心とする医療に従事する。
その後、医療社団法人ウェルエイジングを設立。
頭髪治療専門の城西クリニックを東京及び福岡に開院すると共に『AACクリニック銀座』を2006年3月に開院。
理事長として従事する傍ら、精神科医としての経験を生かし、積極的に心身両面からの治療に取組んでいる。
1991年3月 北里大学医学部 卒業
1991年6月 北里大学病院 精神神経科
1993年6月 埼玉県立精神保健総合センター医員
1995年5月 北里大学東病院 精神神経科 病棟医
1997年4月 北里大学 医学部精神神経科研究員
1999年7月 医療法人社団 城西クリニック開設
2014年6月 医療法人社団 Dクリニック東京 メンズ 開設
2021年1月 医療法人社団 Dクリニック東京 メンズの理事長に就任
現在に至る
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