中川 登紀子(なかがわ ときこ)
2回目までは、ヘアカラーについて学んでみました。3回目からは、『自分に合うメイクの色選び』について髪色や肌色、メイクなどでパーソナルカラーを研究している中川登紀子さんに伺ってみましょう!
一種です。光そのものに色があるわけではないのですが、光が目に入ると、その光の強さや波長などを感じ取って、脳の中で「色」として変換するのです。屈折率や波長などで明るい色になったり、暗い色になったりします。
夏は、ヴィヴィッドな原色や明るい色を着る人が多いのは、日が長く、太陽の位置が高く、色調をよりはっきりと美しく見せる効果があるからです。アフリカなど南国でヴィヴィッドな色が好まれるのもそのためです。
逆に冬は日が短く、太陽の位置も低く、明度が低く、グレーシュな風景が多くなります。これも太陽の光が影響しているのです。
こういった冬の時期、ヴィヴィッドな色をファッションで使うと個性的で、印象的にみえます。メイクでも同じ効果はありますが、肌や髪をキレイにみせるなら、ヴィヴィッドな色や明るい色よりも同系色や落ち着いた色でまとめるのが季節感にも合い、多くの人から好印象に見られるメイクになります。
ブラウンや少し明度が落ちた色調のものを選ぶといいでしょう。
パーティーなどで目立ちたい、人と違う印象をプラスするときには、ヴィヴィッドなメイクも効果的です。ですが、ホームパーティなどは、蛍光灯よりも暖色系の色の落ち着いた光で行うことが多いので、そういう場面では、やはりちょっとシックなブラウン、リップも青みがかったピンクよりもコーラル系のほうが、マッチするはずです。
この記事の監修
中川 登紀子(なかがわ ときこ)
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