冷えには、温かい食べ物が効果的、といいます。もちろんそうですが、それだけでは一瞬しか体は温まりません。芯からきちんと温めるには「血めぐりのいい体」にすることです。そのために、血行の元となる血液を作る・補う食材を上手に組み合わせて食べましょう!
今回おすすめしたいのは、数種類のスパイスがきいたミルクティー、「チャイ」。チャイに含まれるシナモンには毛細血管を拡張して血行をよくする効果があります。
血液を作る栄養素としては、タンパク質、脂質、鉄。
加えて、血を作る働きを助けるビタミンB12、葉酸、血管を強くし鉄の吸収も助けるビタミンCなどが必要になります。
食材では、魚、肉、卵、豆・豆製品、乳製品、鉄分の多いレバーやしじみ、ひじき、パセリが重要です。さらに、鉄分の吸収を上げるビタミンC、血行をよくするビタミンEを含む、緑黄色野菜もお忘れなく!
[手間ナシ調理技1]パセリを常備してつけ合わせに!
パセリは鉄分もビタミンCも多い理想的な食材。常備して肉や魚のつけ合わせに。苦味が苦手な人は30秒ぐらいフライパンで加熱すると甘味が出ておいしくなります。ビタミンCは低下しますが、鉄分はそのままキープ!
[手間ナシ調理技2]しじみの即席お味噌汁を常備
しじみは鉄分と造血作用があるビタミンB12が豊富。でも、わざわざ調理するのが面倒という人は、市販の即席のしじみのお味噌汁を利用。これならコンビニでも購入できますね。
[手間ナシ調理技3]小松菜とレバーのあったか和えサラダ
各種ビタミンやミネラルが豊富な小松菜をさっとゆでて、できあいの焼き鳥のレバーを購入し、これをサッと和えて、上から削り節やポン酢をかけます。これなら3分で調理完了! レバーが苦手な方でも、さっぱりしていてオススメです。
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取材・文/及川夕子
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