この記事を書いた人
海野 由利子
長くて濃いまつ毛は女性の象徴。でも、女性の象徴だからこそまつ毛パーマで上向きに目立たせ、エクステや“つけマ”で盛るのですが、なんとそれらがダメージとなってまつ毛が抜けて、まばらまつ毛になっている人もとても多いのです。
年齢とともにまつげは細く短くまばらになって、次第に目もとの印象を弱くしていきますが、メイクのダメージでまつ毛のエイジングを早めるようなことがあってはイケマセン!! そこで、ダメージを防ぎ、健康で美しいまつげをキープする方法を調べてみました。
まつ毛にも、髪の毛と同じく成長⇒休止⇒抜け落ちという「ヘアサイクル」があって、約40日の成長期の間に伸びて、その後約80日の休止期には成長が止まっているそう。
休止期には、まつ毛を作る“工場”である毛乳頭から根元が離れ、やがて自然に抜けていきます。抜けた部分には新しいまつ毛が生えてくるので、常に一定の数が保たれるようになっているのですね。
ですが、毎日のビューラー、ゴシゴシこするようなクレンジング、まつ毛パーマ、エクステ、つけまつ毛など、まつげの根元が引っ張られるような力がかかってしまうと、成長期のまつ毛まで抜けてしまうこともあります。また、毛乳頭にも刺激が伝わることで炎症が起きて細胞にダメージを与えることも。
そんな状態が続くと、生えてくるまつ毛が細く少なくなっていくことがわかっています。「眉を抜いてたら生えてこなくなった」というのと同じことがまつ毛で起きてしまうかもしれません。
「まつげがまばらになってきたので、つけまつ毛をやめられない」なんていう人は、今日からすぐにまつげケアをしてほしいですね!
では、どんなアイテムを選んでどうケアをすればいいかを検証してみましょう。
目の周りに使っているメイクアイテムは、アイシャドウ、アイライナー、マスカラなど種類が多く、しかも最近のものは、持ちが良い(=落ちにくい)のが特徴です。
そんなアイメイクを落とすときに、ティッシュやコットンでゴシゴシこすっていませんか? その刺激がまつ毛の抜けやまぶたの“くすみ”に繋がってしまうのです!
基本のアイメイク落とし法は、アイメイクアップリムーバーをコットンに含ませ、まぶたの上に置いて5秒ほどなじませてから優しくふき取ります。細かい部分は綿棒を使うと便利です。アイメイクアップリムーバーは、メイクを素早く浮き上がらせるので、刺激に弱いまぶたを何度もこすることなくクレンジングできるのです。
お湯で落とせるタイプのマスカラも、ゴシゴシこすらず、まぶたからまつげの毛先に向かって軽くなでるようにするのがポイントです。メイク落としでは、ダメージを与えないことが大切です。
日本女性は、まつげのエクステや“つけま”は、関心が高く幅広い年代の女性たちに行なわれていますが、地まつげケアの意識は芽生えたばかりといえそうです。
けれど、ダメージの影響でを抜けやすくなるまつ毛ですから、密度をキープしつつ美しく育てるなら専用のトリートメントは必須ケアなのです。
まつ毛とまつ毛の根本の“地肌”のケアはほったらかしではいけません。まつ毛にもヘアサイクルがあり、健康なまつげが育つために必要な成分もわかってきています。そんな研究の進化によって、効果が実感できるまつ毛美容液がさまざまなメーカーから誕生。まつ毛を伸ばし、抜けにくくすることが可能になってきました。
まつ毛の補修ができるためにハリがでるのはもちろん、地肌からのトリートメント効果が得られ、健康的な美しいまつげに。ヘアサイクルが整うことで抜けにくくなるので、そのぶん長く濃く育ちます。
基本的な使い方は、クレンジング、洗顔後にまつ毛の根本の“地肌”につけます。私は使い続けて2週間くらいで“うぶ毛”もまつ毛として育つような実感が得られました。
まつ毛のダメージ問題を反映してか、まつ毛美容液の新製品は続々発売されています。私が効果を実感できたアイテムをご紹介。
右から、アンファー スカルプDボーテ ピュアフリー アイラッシュ、ケサランパサラン ラッシュ エフェクト、コスメデコルテ AQMW ラッシュ レボリューション、アユーラ アイラッシュセラム
ブラシの形もさまざまなので、自分で使いやすい形を探してみるといいでしょう。
右から、まつ毛につけやすいブラシの先は地肌につけやすいチップのケサランパサラン、
まつげの地肌に塗りやすい細いブラシのコスメデコルテ AQMW、斜めカットのチップで地肌につけやすいスカルプD、よりシャープなカットのアユーラ。
2014年は、盛りまつげブームは落ち着いて、軽やかな“ナチュラルまつげ”メイク注目されています。今からぜひ、地まつげケアで美まつ毛を育てましょう!
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