この記事を書いた人
海野 由利子
年代別に「肌の悩み」のアンケートをとると、30代からグッと増えるのが「シワ」。「エイジングサインが気になるところは?」という問いには「目元」という回答が圧倒的に多くなります。でも、色々な化粧品メーカーに目元についてリサーチをしてみると、「日本人女子は目元ケアが足りない」という声があちらこちらから聞こえてきました!
その実態と対策を今回はお伝えしましょう!
体の中でいちばん薄い目元の皮膚。とっても乾燥しやすく、日々繰り返すまばたきでシワが“くせづけ”されてしまうのです。もっともエイジングサインが現れやすい部分と言われています。
ところが、日本人女性が日常的に目元ケアを始めるのは30~35歳。40歳になってもまだ目元ケアをしていない人が多いといいます!
色々な化粧品メーカーさんに伺っても「アイクリームを買うのは最後」、「アイケアはまだ習慣になってない人が多い」という話ばかり。美容先進国と言われてきた日本ですが、目元ケアはかなり遅れていることがわかってきたのです!
では、逆に早くから目元ケアを始める国はどこ? と追跡してみたら、お隣の「韓国の女性たち」。ダントツで早く、なんと18~19歳からケアを始めているというから驚きです。
そこで今回は、韓国女性の目元ケア事情を韓国美容事情に詳しい、韓国のラグジュアリーコスメブランド「アモーレパシフィック」のPRマネジャー高木あゆみさんに伺ってみました。
韓国の女性が20歳前に初めて使う目元ケアアイテムは、だいたい「お母さんが使ってる高級ブランドのものを借りて使う」といいます。自分で選んで買うのは2本目から。でも、上質な製品の効果や使用感も知ったので、目元ケア製品だけは洗顔剤や化粧水よりも“高価格帯の質のいいもの”を使っている例も珍しくはないといいます。
韓国は日本より乾燥した気候なのに目元にシワがない人が多いのは、美肌にいいという食べ物のせいだけでなく、この徹底した「早めのケア」に秘密があるようです。
では、今からすぐにケアするとした場合、どんなアイテムを選べばいいか、悩みますよね。
まずは、目元専用の美容液やクリームを朝晩のケアに加えてみましょう。それだけで目元の印象は変わってくるはずです。
日本人女性は、シワが深刻ではない初期エイジング用のみずみずしいジェルや乳液タイプの美容液など、使用感の軽いものを選ぶ人が多いようです。が、使用感が軽いものは、効果も感じにくくてケアが長続きしないという欠点があります。
韓国女子は、目元ケアアイテムを複数揃えているといいます。こっくりとした質感のもの、さっぱりとしたもの、効果もハリを出すもの、シワやくすみに対処するものと、そのときの悩みに応じて使い分け、が基本なんだとか。
自分の目元の悩みを書き出して、悩みの優先順位をつけ、上位2つの悩みに合うアイテムをふたつ揃えて選ぶと、効率よく効果的な目元ケアができるはずです!
韓国のラグジュアリーブラン『アモーレパシフィック』の目元ケアアイテム。
目元張りと弾力をキープしたい人は「コントゥアーリフト RXアイクリーム」、シワとくすみなど複数のエイジングサインへの対処は「タイムレスポンス アイクリーム」、目元の乾燥ケアのジェルタイプの美容液「モイスチャーバウンド アイ トリートメントジェル」。これらの製品を複数揃えて朝晩で使い分けたり、ジェル美容液を最後に重ね塗りするなどして、目元ケアするのが定番なんだとか.
この秋冬も目元ケアアイテムの新製品は数多く発売され、特にアイクリームは個性派が目立ちます。目的や使いやすさで選びやすいから「これならケアが続けられる」アイテムに出会えそう。
マックス ファクターの「SK-Ⅱ LXP アルティメイト パーフェクティング アイクリーム」、メナードの「コラックス アイ」、イプサの「プレミアライン アイリンクルマスククリーム」が私の注目アイテムです!
目元ケアアイテムもただつけるよりも「効く」つけ方をしたいものですね。
目元につける場合、指の腹を肌に当て、リンパの流れを促すように、目尻⇒下まぶた⇒目頭⇒上まぶた⇒こめかみ、の順番で指をやさしく動かしていくと目元のむくみ・腫れを防げます。
目尻や眉頭の下にはツボもあります。目の周りの骨のくぼみを押して気持ちがいい部分をじっくり押すと疲れが取れるといわれています。ツボを押す場合、指先を使うと爪が当たって痛いので、人差し指を曲げて第二関節でじんわりと押して上げると気持ちいい刺激が感じられるはずです。
質のいい目元ケアアイテムと使い方・つけ方のポイントを押さえれば、時間をかけなくても目元のエイジングケアは可能です。
年末年始の忙しい今だからこそ、疲れた目元とはさよならして、魅力的な目元を目指しましょう!
目尻⇒下まぶた⇒目頭⇒上まぶた⇒こめかみ、の順番で指をやさしく動かしていきます。皮膚が薄いので、指の厚は弱めでやさしく。赤い点の部分がツボの位置なので、気持ちいい部分を探して押してみましょう
この記事を書いた人
海野 由利子
よくある質問