この記事を書いた人
海野 由利子
女性が解消しておきたいことのひとつに“むくみ”があります。夕方になると靴がきつくなったり、脱いだブーツのファスナーが上がらなくなったり。これは脂肪が増えて“太った”のではなくて、リンパや血流が滞るなどして体液が“一時的に溜まった”ことによる体積の増加、ですよね。だから溜まったモノが流れていけばもっと締まった“本来のワタシ”が現れるはずで、むくんだこの状態は“仮の姿”……と誰しも思っているわけです。
ですが、むくみが改善されなければ“仮の姿”が“いつものワタシ”になってしまいます。“本来の姿”を確認するために、ときどきプロの手に委ねることはとても効果的です。そして委ねるだけでなく、ケアの仕方や自宅でできる方法のアドバイスを尋ねてみるのもオススメです。
今回どうしたらむくみ解消ができるか、プロの技を教えていただいたのは、美容医療からホルモン療法まで行う、松倉クリニックのメディカルエステ『スタイルM』。
骨格や筋肉の動きもしっかり把握し、結果を出すトリートメントメニューが豊富です。
まずは、セルフケアを教えていただく前に、まずは、プロがどうやってむくみケアするのか体験してみることにしました。
メニューは、「プリティ小僧 キャビリズム」。
“小僧”とはひざ小僧のことで、むくみやたるみが現れやすいひざまわりに特にフォーカスすることで、“脚ヤセ”を実現するというトリートメントです。
まず、キャビテーションという痩身マシンを使い、超音波の作用でひざまわりやひざ上の脂肪細胞を破壊。とはいえ、痛みはほとんどありません。その後、ひざの周囲はもちろん脚全体のセルライトをしっかりもみほぐし、むくみの元となるリンパや血流も流していきます。
ここで驚いたのは、ひざのトリートメントなのに、脚全体へアプローチすること。
「ひざのむくみやたるみの原因は脚全体にため、全体をケアすることが大事なんですね。さらに、むくみやたるみは、日頃の姿勢のクセやゆがみなども影響するんですよ」と担当セラピストさん。
プロの技の仕上げは、なんと「股関節のストレッチ」。
仕事で同じ姿勢を続けるとか、運動不足とか、冷えや筋肉のコリで体はむくみやすくなるそうです。もちろんそれは一時的なもので解消はできるけれど、慢性化するとやがて「たるみ」につながることがあるそうです。
日常生活ではなかなか股関節をストレッチすることがないですが、やってみると腰のあたりまですっきり伸びる実感があり、溜まっていたものが淀みなく流れていくような心地よさがありました。
セラピストさんからは、「ストレッチは意識的に習慣づけたほうがいいですね。体のコリをほぐすと、むくみも軽くなります」とアドバイスをいただきました。
次に、セラピストさんから教えていただいた、自宅で簡単にケアできる方法をご紹介しましょう!
テニスボールひとつで、気持ちよくコリとむくみをケア!
自宅で手軽にできるケア法として教えていただいたのが、なんと、テニスボールを使ったもみほぐし。
手順は次の通りです。
①畳やカーペットの上に仰向けになります。
②テニスボールを背骨の脇や肩甲骨の内側あたりに差し入れます。
③ボールの弾力を感じるように体重をかけたり、小さい円を描くように転がしてみましょう。
④同時にゆっくり腕を回して肩甲骨を動かすともっとコリがほぐれます。
テニスボールに乗っている部分が指圧されるような心地よさ、痛気持ちいいところを探しながらコリをほぐすのがポイントです。
セラピストさんたちも自宅で行なっているというこの方法、ちょっとした時間にテレビやDVDを見ながらでもできるのでオススメ。
日々のコリを解消して、むくみにくいすっきりしたボディをキープしましょう!
この記事を書いた人
海野 由利子
よくある質問