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新現代病のひとつ“スマホ巻き肩”に要注意! コリなどの不調の軽減&予防法

新現代病のひとつ“スマホ巻き肩”に要注意! コリなどの不調の軽減&予防法

ある会社がおこなったスマホやタブレットの使用とからだの不調に関する調査によると、スマホを使い始めて感じた体調不良では、肩コリ・首コリが全体の半数を占めることが判明。スマホの閲覧や操作によって、肩・首のコリに拍車がかかっていると考えられる結果に。
また、背中を丸めた姿勢を長時間とることで起きる息苦しさや、同じ姿勢を続けることによる肩コリも多くの人が感じているのでは。今回は、そんな現代病のひとつ“スマホ巻き肩”による不調を軽減&予防する方法を紹介しましょう。

“スマホ巻き肩”とは?

甘く見るのはNG! “スマホ巻き肩”による悪影響

名前の通り、スマホを使いながら肩が内側(前)に入り込んでいる姿勢のこと。下方にある画面をのぞき込むために前かがみの姿勢、いわゆる“猫背”の状態になるので、頭が前に出て肩が丸まった姿勢になっていきます。画面に集中するあまり、この良くない姿勢を長時間とり続けてしまいがち。

 

甘く見るのはNG! “スマホ巻き肩”による悪影響

呼吸が浅くなり、さまざまな不調の原因に

長時間のスマホで前かがみの姿勢を続けていると、からだの前面の筋肉が縮まり、背中が丸まった姿勢が定着。からだを伸ばしたり反らしたりしにくくなるだけでなく、肋骨の可動域が低下し、正しい呼吸がしづらくなっていきます。肺が圧迫されるので1回ごとの呼吸が浅くなり、吸い込む酸素の量が通常よりも減るため、全身の血流が悪化。肩・肩のコリや疲労感、眼精疲労、頭痛など、さまざまな不調につながります。

代謝が落ちて痩せにくくなることも

全身の血流が悪くなるとからだの代謝もダウンするため、やせにくくなることも!

筋力が低下してさらに悪い姿勢が定着

背中を丸めた状態での長時間スマホが習慣になると、通常の姿勢でも巻き肩という崩れた姿勢が定着してしまいます。また、スマホに費やす時間が長くなり、からだを動かす機会が減るのも問題。運動量が減ることで筋力が低下し、さらに正しい姿勢を維持しにくくなります。


スマホの長時間使用による目の酷使も、コリを助長

長時間小さな画面を見つめ続けて目を酷使することで、肩・首のコリ症状を引き起こす筋肉に負担がかかり、緊張が増します。


腰痛が起きやすい

前かがみの姿勢になると脊椎のS字カーブが正常に保たれず、腰に大きな負担がかかるため、腰痛が起きやすくなります。

“ストレートネック”にもなりやすい

前かがみの姿勢を長時間続けていると、本来カーブしているはずの首の骨がまっすぐになる“ストレートネック”になりやすく、これも首・肩のコリの原因のひとつでもあります。

“スマホ巻き肩”による首・肩のこりと感じたら

首・肩のコリを感じたら、意識的に休憩を取るようにしましょう。スマホを一旦置き、姿勢を正してストレッチをおこないましょう。

オススメは胸を開くストレッチ!

“スマホ巻き肩”によるこりや疲れには、からだの前面である胸を広げる「背中式呼吸」がよいと言われています。

椅子に深く座り
  ↓
頭の後ろに手を当て、大きく3回深呼吸

頭の重さを利用して胸を大きく広げて呼吸することで、より多くの空気を取り入れられるのだとか。ストレッチポールなどの手軽なツールを使った大胸筋ストレッチも◎。


全身の筋肉もストレッチでゆるめる

首や肩をゆっくり回す、肩をすぼめてから一気に力を抜く肩甲骨ストレッチなど、首・肩周りのストレッチだけでなく、脇の下や股関節を伸ばすなど、全身の柔軟性に関わるストレッチもおこなうと、より筋緊張が緩和し、血流がアップ!


からだへの負担を減らす、スマホの持ち方

 

からだへの負担を減らす、スマホの持ち方スマホを持つ手は、ひじから手の甲までまっすぐになるようにキープ。そして、ひじとからだの間に反対側の手を挟みます。※手の甲が外側に向くようにする。

このような体勢にすると、目線が上がり、ストレートネック予防に。また、自然と姿勢がよくなり、肩や背中も楽になります。

いかがでしたか? 「背中を丸めた姿勢でスマホを使い続けることは、軽い酸欠状態が続くのと同じ」なのだとか。深い呼吸ができないと全身の血流が悪くなり、肩コリの原因になるとは、忘れがちな視点ですよね。血行不良はさまざまな不調のモト。日頃のスマホ使用でも良い姿勢への意識を忘れず、快適なからだで過ごしましょう。

 

(文・大津礼保奈)

 

<参考資料>

その息苦しさや体調不良はスマホ巻き肩かも?!(ピップ)

あなたも危ない「スマホ巻き肩」って? “新症例”相次ぐ(産経新聞)

プロ直伝! 首や肩が痛くならない正しいスマホの持ち方

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