クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
浜中 聡子(はまなか さとこ)
すっかり定着した“スムージー”人気。毎日摂りいれているという人も少なくないはずです。でも、あまりにブームが過熱したこともあり、情報が氾濫気味。実は効果的ではないスムージーの飲み方が紹介されていることも。そこで今月は、より効果的なスムージーとのつきあい方をスムージー本も出している浜中聡子先生にレクチャーしていただきましょう!
スムージーがいいという人がいる反面、「スムージーを飲み始めたけど、体にいいのか悪いのかよくわからない」という声も少なくありません。ここで最初にお伝えしたいのは、スムージーは薬ではないので、速攻で効果が出るということはありません。頭痛薬のように、飲んで短時間で症状が治まる、というものではない、ということをまず理解することが大事です。
例えば、美肌になりたいと思ってスムージーを飲んでもすぐには効きませんが、飲み続けることで、野菜に含まれるフィトケミカルや食物繊維がいい形で働いて、気づいたら「あれ!? 肌の調子が前よりもいいみたい!」というマイルドな効果実感が基本です。
美肌以外にも、ダイエットにしても、体調にしても、飲んで気づいたら前よりもよくなっていた、この感覚が正しいスムージーの姿なのです。
始めたら2~3か月は続けてみるのがおすすめです。
スムージーには飲みどきがあります。1日の生体リズムを考えると、夜よりも朝摂るのが理想的です。朝は、「これから1日が始まるぞ!」と体も目覚めてエネルギーチャージが必要な時間です。また、これから外に出て紫外線を浴びたり、外的刺激にさらされたりする前に、フィトケミカルやビタミンで抗酸化作用がある栄養素をたっぷりと摂りたいものです。さらに、朝しっかりと栄養素を摂っておくと、ランチや夜の食事で多少栄養が偏ってもバランスが保てるという利点もあります。
逆に夜スムージーは、果糖などが蓄積すると脂肪として取り込まれる可能性もあるので、避けるべき。朝スムージーの習慣化がおすすめです。
この記事の監修
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
日本抗加齢医学会専門医/日本精神神経学会専門医・指導医
浜中 聡子(はまなか さとこ)
2000年 北里大学医学部卒業後、北里大学東病院精神神経科にて勤務
2001年 北里大学病院救命救急センターにて勤務
2002年 亀田総合病院精神科にて勤務
2006年 北里大学大学院医療系研究科 臨床医学群精神科学修了。国際医療福祉大学熱海病院精神科の講師を務める
2007年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2009年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2017年 Dクリニック東京ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)の院長に就任
2009年10月 AACクリニック銀座院長
2020年11月 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)院長に就任
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