クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
浜中 聡子(はまなか さとこ)
ダイエットメニューというと多くの人が思い浮かべるのが、「野菜中心の食事」。野菜はダイエットに最適な食材と思っている人が多いようです。でも実は、野菜だけ食べていてもキレイにはやせられないのです。キレイにやせるために必要な栄養素や食材について、今回は考えてみましょう!
ダイエットを考えたときに、あなたはどんな料理を思い浮かべますか? 「肉を控えて野菜たっぷりの食事」と答える人が多いようです。肉は太る、野菜はやせる、と思っている人が多いようですが、実はこれは間違いなのです。野菜には、ビタミンやミネラル、食物繊維など、ダイエットに必要な栄養素がたくさん含まれていることは事実です。が、野菜だけ食べてもその栄養素は思ったように働いてはくれません。ビタミンやミネラルは、肉や魚などに含まれるタンパク質や脂質などと結びつくことで、エネルギー代謝を高めてくれたり、美肌や美髪のもとになってくれます。
肉や魚を食べると太るのではなく、逆に代謝のいい体を作ることに役立ってくれるのです。
間違ったダイエットや勘違いで、体を燃やすために必要な栄養素を摂ってない人が多いようです。下記の食材を意識して摂るようにしましょう。
肉なら手のひら1個分、魚なら切り身ひと切れ分をそれぞれ食べるのが理想的。
タンパク質は体の代謝にも影響する筋肉を作ってくれたり、美肌や美髪にも影響するので、意識してしっかり摂りたい栄養素。
油ものは太る、というイメージがありますが、すべての油が×というわけではありません。
いい油は、ホルモンバランスを整え、脳にもいい働きをするので積極的に摂りたいものです。揚げ物や炒め物などに含まれる油や、市販のドレッシングなどに含まれる油は控え、オメガ3と呼ばれる油を多く摂るようにしましょう。オメガ3は魚に多く含まれ、ほかにはしそ油や亜麻仁油、グリーンナッツオイルなどにも含まれます。
低炭水化物ダイエットなどが流行して炭水化物を食べないという人も多いようです。ですが、これも危険です。炭水化物は私たちにとってとても大事なスタミナ源です。ですからゼロにしてしまうと、スタミナ不足になって体のさまざまな部分に悪影響が出ることが考えられます。夜、炭水化物を抑える食事をするのは悪くないのですが、まったく摂らないのはおすすめできません。朝や昼は減らさず、夜で調節を。
この記事の監修
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
日本抗加齢医学会専門医/日本精神神経学会専門医・指導医
浜中 聡子(はまなか さとこ)
2000年 北里大学医学部卒業後、北里大学東病院精神神経科にて勤務
2001年 北里大学病院救命救急センターにて勤務
2002年 亀田総合病院精神科にて勤務
2006年 北里大学大学院医療系研究科 臨床医学群精神科学修了。国際医療福祉大学熱海病院精神科の講師を務める
2007年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2009年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2017年 Dクリニック東京ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)の院長に就任
2009年10月 AACクリニック銀座院長
2020年11月 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)院長に就任
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