クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
浜中 聡子(はまなか さとこ)
そろそろ夏も終盤戦。それと同時に、熱帯夜での寝不足や夏バテの食欲不振、猛暑での体力減退など、疲れもピークに差し掛かる時期です。そこで今回は、夏の疲労回復にピッタリな意外な組み合わせのスムージーをご紹介します!
強い日差しや高温、多湿で、自分が思っている以上に疲労が蓄積している今の季節。さらに、夏バテで食欲も減退。スムージーのような食べやすいもので、効率よく栄養補給してあげることが大事です。
特にお疲れなときには、疲労回復効果が高い素材をプラスしてあげましょう。粘膜を丈夫にしてバリア機能を高め、免疫力をアップする小松菜や疲労回復に効果的な亜鉛を含むブロッコリーなどをメイン素材としてまずチョイス。そのあとに、免疫力アップに効果的なトマトや疲労回復をサポートするアリシンがいっぱい含まれる玉ねぎなどを加えてみましょう。ちょっと意外な組み合わせに思うかもしれませんが、フルーツやヨーグルトなどを加えると味わいも爽やかに。ぜひ試してみてください!
■レシピ <1人分>
小松菜 20g、パイナップル 30g、ニンジン 10g、トマト 10g、はちみつ 大さじ1、水 80ml
①小松菜は根元を落として5cm幅に切る。パイナップルは皮をむいて一口大、ニンジンは皮をむかずに一口大に。トマトはヘタを取ってから一口大にカットする。
②①と水とはちみつを加えて、ジューサーにかけて混ぜる。
小松菜やニンジンには、βカロチンが豊富に含まれています。このβカロチンは、粘膜を丈夫にして、バリア機能を高め、免疫力をアップする働きがあります。今の季節、冷房などで鼻や喉などの粘膜、さらに紫外線で肌にダメージが来ているとき。βカロチンの摂取は重要です。さらに、パイナップルやトマトにもビタミンが多く含まれ、ウィルスの抵抗力もアップしてくれます。
■レシピ <1人分>
アボガド 30g、ブロッコリー 20g、タマネギ 5g、プルーンヨーグルト 50g、豆乳 100ml、はちみつ 大さじ1
①アボカドは、皮と種を取り除き、一口大にカット。ブロッコリーは小房に分けておく。タマネギは、外皮をむいて一口大に切って軽く茹でておく。
②①とヨーグルト、豆乳、はちみつをジューサーで混ぜる。
タマネギには疲労回復に効果的なアリシンが豊富に含まれています。さらに、アボカドやブロッコリーには、滋養強壮作用がある亜鉛が含まれています。これらに、ヨーグルトや豆乳などのたんぱく質をプラスすることで、パワーアップ! おいしく元気回復ができるレシピです!
※レシピ提供「ドクターズ スムージー決定版」浜中聡子著(扶桑社)より
上のふたつのメニューは超簡単ですが、忙しくて素材を選んでスムージーを作ることができないという人は、市販の混ぜるだけで作れるようなスムージーもあるので、活用してみましょう。とにかく、疲労回復にはいい栄養を取り込むことが大事なのです!
この記事の監修
クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長/医学博士
日本抗加齢医学会専門医/日本精神神経学会専門医・指導医
浜中 聡子(はまなか さとこ)
2000年 北里大学医学部卒業後、北里大学東病院精神神経科にて勤務
2001年 北里大学病院救命救急センターにて勤務
2002年 亀田総合病院精神科にて勤務
2006年 北里大学大学院医療系研究科 臨床医学群精神科学修了。国際医療福祉大学熱海病院精神科の講師を務める
2007年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2009年 医療法人 AACクリニック銀座の副院長に就任
2017年 Dクリニック東京ウィメンズ(旧ウィメンズヘルスクリニック東京)の院長に就任
2009年10月 AACクリニック銀座院長
2020年11月 クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ)院長に就任
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