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火麻油で目指せ百寿者!世界五大長寿村が常食する火麻の実とは

火麻油で目指せ百寿者!世界五大長寿村が常食する火麻の実とは

火麻の実とは?

最近、密かにブームとなり始めた火麻実。不老長寿の秘訣である伝統食が、いま、日本でも商品化されるほど注目を集めています。

日本では漢方薬の原材料としても知られている、やや緑がかったグレー色のみかんの種ほどの大きさの種。コロンとした丸い種で、やや硬い殻に包まれています。漢方薬の世界では『麻子仁(ましにん)』と呼ばれています。また、最近は『ヘンプシード』という名前で健康食品売り場に並んでいたりもします。

 

ところで、ゴマにしても杏仁の種にしても、種は得てして脂分が豊富なものが多く、アンチエイジングの食品や化粧品として注目されていますが、今回取り上げる火麻の実という物も、やはり良質な油が豊富に含まれています。身体にいい油として有名なオメガ3系のみならず、必須脂肪酸のオメガ6系も含有されており、さまざまな生活習慣病やアレルギー性疾患、免疫力、アンチエイジングの分野、さらには不老長寿の面から注目が集まっています。
こんな新しいものがあるんだ! と驚く方もいますが、実はこの火麻油の元となる種は、七味唐辛子の『麻の実』と同じなのです。皆さんも一度くらいは口にしたことがあるのではないでしょうか。
今回はその麻の実を絞った油、『火麻油』の紹介です。

 

火麻の実の効果

●炎症の改善


●アレルギーの改善


●血液の流れを良くする


●生活習慣病予防


●免疫力の強化


●便秘の改善


●全身を潤す

上の5個はオメガ3、6による効果で、下の二つは東洋医学の世界では有名な効果です。

オメガ3はとりわけ生活習慣病、アレルギー性疾患の改善に大変注目されており、医薬品としても製品があるくらいです。サプリメントでも含有をうたっているものがありますね。食品の方が安価で、かつほかの栄養成分もバランスよく摂取できるので、できることなら食品で摂取したほうがいいでしょう。

また、年齢を重ね、身体の潤いが減ってきた方、腸の動きが悪い方が用いますと肌や粘膜が潤い、お通じも良くなるといわれています。ただし飲みすぎると下痢をしたり、気持ちが悪くなったりする方もいますので取りすぎには注意しましょう。

「エイジングケアのために、揚げ物は控えて」と、よくいわれますよね。一方で、良質な油は摂るべきだ、と。では、加熱しなければ、いい油ってこと? どうも、そこら辺がよくわからない……。そういう方は多いですよね。まずは油について確認しておきましょう。

 

油の種類

油には、固まりやすい油と固まりにくい油があります。よくスーパーに並んでいる牛脂は固まっていますし、ココナッツ脂も白く固まっていますね。その一方でオリーブオイルや亜麻仁油(フラックスシードオイル)などは常にサラサラした液体で販売されています。この固まるかどうかは油の形で決まります。

固まりやすい油は動物性の『飽和脂肪酸』という形が多く、固まりにくい油は植物由来の『不飽和脂肪酸』という形が多く含まれています。

近年、身体にいい油として注目されているエゴマ油やシソ油、フラックスシードオイル、魚の油、EPA、DHAは全て固まりにくい『不飽和脂肪酸』に分類されます。とりわけこれらの油はオメガ3系の不飽和脂肪酸に分類されます。同じように固まらない油にベニバナ油やコーン油がありますが、これらはオメガ6系の不飽和脂肪酸に分類されます。このオメガ3とオメガ6の油には理想的な摂取バランス比があるのです。その最適な比を持つのが火麻油なのです。油の種類

 

<早見表>油の分類

基本的には飽和脂肪酸は少なめに、オメガ3系を多く摂るようにしましょう。

火麻の油;オメガ3、オメガ6

フラックスシードオイル(亜麻仁油);オメガ3

シソ油;オメガ3

オリーブオイル;オメガ9

ココナッツオイル;飽和脂肪酸

青魚の油(EPA、DHA);オメガ3

エゴマ油;オメガ3

ベニバナ油;オメガ9

バター;飽和脂肪酸

マーガリン;飽和脂肪酸

オメガ3のアルファリノレン酸を多く含むのは、フラックスオイル(亜麻仁油)、シソ油(エゴマ油)、青魚の油。オメガ6のリノール酸が多いのは、ベニバナ油、コーン油、大豆油などです。オメガ3が1の割合に対し、オメガ6が2~4の割合が、エイジングケアに理想的な数値だといわれています。このバランスが、体内の炎症を鎮め、脳や神経細胞の生成を促し、細胞膜をつくり、免疫機能を向上させ、ホルモンバランスを調整する作用につながります。

オメガ3の作用は、アレルギーや炎症の抑制、血栓予防、血管拡張など。オメガ6の作用は、血中コレステロールを下げる、血圧・血糖値の降下作用、皮膚の保湿など。しかし、オメガ6は摂り過ぎると、アレルギー症状を引き起こしたり、動脈硬化を促進したりすることもあるそうです。

現代人はオメガ3が1に対し、オメガ6が10~50になるほど摂っています。その理由は、天ぷらやフライといった揚げ物に使われているのがリノール酸だからです。

オイルバランスは

オメガ3:オメガ6=1:3 このバランス比が最も効果的といわれています。これを満たすのが火麻油。現代人の食事は圧倒的にバランスが悪く、オメガ3:オメガ6=1:10〜1:50にまでなります。オメガ6が多すぎ、また、オメガ3が足りないのですね。亜麻仁油(フラックスシードオイル)も実は豊富なオメガ3系を持ちますが、オメガ6は少なく、ただオメガ3系が欲しい方には良いのですが、バランスで考えると火麻油の方に軍配は上がります。

そこで注目されているのが、世界五大長寿村の人々が摂っている“火麻の実”オイル。火麻とは中国語で、和名は麻。麻の実は、漢方としても使用されています。火麻の実の油(麻の実の油)は、オメガ3が20%に対し、オメガ6は56%。1:3の割合で、まさに黄金バランスといえるでしょう。

この火麻油(ヒマユ)を毎日摂っている中国の秘境、巴馬(バーマ)県は、100歳を超えている人が大勢います。日本も長寿の方が多くいらっしゃいますが、寝たきりなど、介護を必要とされている方も多いですよね。巴馬の長寿の方々は、畑仕事など現役で働かれている方ばかり。その秘訣が、火麻油だと考えられています。巴馬の人々は、お粥やスープなど、何にでも火麻油をかけて食べ、火麻の実も含めて1日約45gも摂取しているそうです。


オイルバランスは

火麻油の原材料について

ヨーロッパ各国、中国、日本と多くの国で採れる『麻の実』。日本では七味唐辛子の中に入っていることや、漢方薬に使用されていることで有名です。必須脂肪酸のオメガ3系、オメガ6系のみならず、必須微量元素であるミネラルやポリフェノールも含有しています。火麻油の原材料について

 

火麻油の作り方は? 〜製造方法〜

油は酸化しやすい、言い変えれば悪くなりやすい。良い油でもつくり方や保存の仕方、そして調理の仕方が悪いとあっという間に悪くなってしまい、期待していた良い効果がダメになってしまうことがあります。

油の大敵は『光』、『熱』です。

太陽光や蛍光灯にさらされると酸化が進みますので、良い油はたいてい、箱に入っている、または色のついた遮光瓶に入れられて販売されており、光が油に当たらないように工夫されています。

また工場で種から油を絞るときも注意が必要です。砕いたり潰したり、油を絞り出したりする過程が熱いと、これまた酸化してしまいます。良い製品にはコールドプレス製法や低温圧搾法(ていおんあっさくほう)などといった表記がされています。

これらを知ると、スーパーで買う際も遮光瓶の製品や、箱入りの製品、低温圧搾の表記などのチェックができ、賢く買い物ができますね。また、ご家庭での保存の際も、油を冷蔵庫や野菜室など暗くて涼しいところに保存するなど、油のいい成分を壊さない工夫ができるようになります。


火麻油の作り方は? 〜製造方法〜

火麻油の注意

便通を改善する効果から、食べ過ぎると下してしまう可能性があります。たくさん食べたほうがいいだろう!ではなく、毎日少しずつたべて健康に!が正解ですね。美容にも健康にも効果が期待できる火麻油。ぜひ生活に取り入れてみてください。

火麻油の注意

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