夏は、肌にとって過酷な季節。うっかり日焼けによる紫外線ダメージをリセットしたい、くすんだ肌を今すぐケアして一発逆転を狙いたい。そんな、ここぞというときに投入すると効果てきめんなのがシートマスク。加齢に伴って深まる乾燥悩みにもシートマスクという集中ケアの恩恵は大! 今回は、そんなシートマスク使いを効果的にする方法をご紹介。
シートで肌を覆って一定時間放置することで密閉効果を発揮、肌にくまなく大量の美容成分を浸透させることができるから、即効性が高いというのが一番のメリット。マスク液に含まれる美容成分やシートの形状、素材にもバリエーションがあり、これらの組み合わせによって、保湿や美白、エイジングケアなどの効果をアイテムごとに期待できます。
基本中の基本ですが、メーカー推奨の使用法を守ることが大切。シートマスクは規定時間内で浸透するように作られているので、それ以上長い間装着していても、シートが乾いて肌の水分を奪うなどして逆効果になる場合が。気持ちイイからといって、シートマスクをつけたまま寝てしまうのは絶対に避けて。
なお、シートマスク投入のタイミングも商品によって異なるので、洗顔後すぐの肌に使うのか、化粧水後の肌に使うのか、あらかじめ確認しましょう。
・事前にディープクレンジングや角質ケアで肌をまっさらな状態にしておき、シートマスクの浸透を高める。
・洗顔後すぐの肌に使うブースター美容液で、さらなる浸透アップを図る。
・日焼けした日は、冷蔵庫で冷やしておいたシートマスクでケア。
・乾燥してゴワつきが気になるときは、蒸しタオルやスチーマーで肌を温めてからシートマスクを。マスクを袋ごと湯船につけて軽く温めるのもアリ。寒い時期のケアにも◎です(但し、商品・配合成分によっては適していないのでご注意を)。
・引力に逆らい、顔をぐっと持ち上げるように引っ張りながらマスクを密着させるとリフトアップにも!
・マスクの上から軽くラップを載せておくと密着力が高まり、水分の蒸発を防げます。時短になるという説も!
・血行がよい状態で肌をケアするのが理想。お風呂で湯船に浸かりながらシートマスクをするのも効率的。
・マスク後も、美容液や乳液、クリームでフタをしてうるおいをキープ。
毎日のケアからスペシャルケアまで、またお手入れ目的やパーツ別、さらに大容量タイプから高級マスク、オールインワンものなど、さまざまな商品が揃うシートマスク。乾燥対策も美白もエイジングケアもまとめてしたい、など多くを求めるなら高機能なものを、気分のリフレッシュも兼ねてたっぷり水分補給をしたいならベーシックな保湿系を使うなど、お手入れ目的に合わせて選びましょう。
密着性に優れたマスクなら仕事や家事の合間に使うなど“ながらケア”ができる、マスク液が余ったらついでにデコルテやボディにたっぷりつけて保湿するなど、使い方次第で可能性が広がる点もシートマスクの魅力のひとつ。
全国で梅雨から梅雨明けへ向かうこの時期。皮脂の分泌が増え、肌のベタベタが気になるという方も、ひょっとしたら肌内部の水分不足が皮脂の過剰分泌を引き起こしている可能性が。うるおい満タンの美肌を狙うシートマスクは、そんなインナードライ対策にもオススメです。
(文・大津礼保奈)
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