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いざっていうときに困らない! 背中や胸元のニキビを無くす方法

いざっていうときに困らない! 背中や胸元のニキビを無くす方法

夏は終わったばかりですがまだまだ着たい胸元や背中の開いた服。そんな露出度高めのファッションのときにひときわ目立ってしまうのが、ボディのニキビ問題。

そこで今回は、つるすべ肌のキープに欠かせない日常的なボディケアのポイントをご紹介。清潔感のあるボディを目指す男性も要チェック!

背中や胸元はニキビの要注意パーツ!

そもそも皮脂は、顔の肌にもボディの肌にとっても大切なもの。皮脂は肌に潤いやなめらかさを与え、外界の刺激から肌を守ってくれます。ただ、皮脂が過剰だと皮膚表面の清浄作用が低下し、ほこりや雑菌が付着・繁殖しやすくなり、ニキビや吹き出物の原因に。

人の皮脂腺はほぼ全身に分布していますが、その分布には偏りがあります。体で皮脂腺が多いのは、胸や背中の正中線に沿ったところ(皮下組織の少ないパーツほど、皮脂線が多いようにつくられています)。全体で見ても中央部に多く、四肢には皮脂線が少ないのです。そのため、パーツによって性質が異なる肌を同じようにケアするというよりは、皮脂が多いパーツの肌をできるだけ清潔に保つ、という意識が大切に。

 

背中や胸はこすらず、やさしく洗うのが基本

体を洗うのは、洗髪の後!

お風呂では全身の中で一番皮脂の多い頭皮を清潔にするため、まず最初に洗髪を。その後に体を洗えば、コンディショナーなどの成分が肌に残ってしまう「すすぎ残し」を防ぐことができます。

皮脂が多いからとゴシゴシ洗うのはNG

気になる背中や胸のニキビもゴシゴシ洗うと逆に肌を傷つけ、ニキビの悪化やシミの原因に。石けんやボディソープでやさしく洗い、よくすすぎましょう(一般的に、シンプルな固形石けんは肌に残留する成分が少ないといわれているので、ニキビが気になる人に◎)。

腕や足など乾燥しやすいところは、毎日石けんで洗わなくてもOK

腕や足には汗は多いけれど、皮脂が少なめ。そのため、水溶性である汗をお湯で洗い流すだけでも問題なく、むしろ冬場は洗浄料での落とし過ぎに注意したほうが賢明。全身くまなく、しっかり洗い過ぎてしまうことで、肌の乾燥が進む恐れもあるから注意して。

肌への刺激が強いツールは使わない

体を洗うときはナイロンなどの化学繊維でできているタオルやボディブラシを避け、柔らかい綿のタオルやガーゼのようなものにしましょう。なお、タオルなどを使わず、素手で体を洗うのももちろんOK。石けんはよく泡立てることをお忘れなく。

 

ボディクリームがニキビを増やしているのかも!?

基本的に、乾燥やつっぱり感が気になるパーツだけ、ボディクリームなどで保湿を。クリームなどの油分が多いアイテムは、ニキビができやすい部分には使わないようにするのがベター。洗うときと同様、保湿でも、パーツ別にメリハリをつけたケアを心掛けて。なお、季節が進み、より乾燥が気になってきたら、保湿ケアの強化も必要に。

 

ニキビの悪化の原因は意外なものが……インナーはコットン素材がベスト

ニキビ予防を考えると、普段使いの下着に選びたいのは汗をしっかり吸い取ってくれる綿素材。肌触りのいい、肌にやさしいものをチョイスして。レースなどが当たるのも肌の刺激に。

ちなみに、できてしまった背中や胸元のニキビは、紫外線の刺激やフレグランスに含まれる香料やアルコールの刺激などで炎症を起こして悪化するケースも。屋外にいる時間が多い人や香水をよく使う人はご注意を。また、汗をかいたら、こまめにふき取ることもニキビ予防に大切です。

 

顔・体を問わず、一般的に大人のニキビは、間違ったお手入れだけでなく、ホルモンやストレス、睡眠不足の影響のほか、ビタミン不足や脂肪・糖分の摂り過ぎなど、偏りのある食生活とも関係が深いということもよく聞きます。思い当たる方は生活習慣も見直してみて。ボディの肌も、顔と同様、メリハリのあるケアで健やかな美しさを目指しましょう。

 

(文・大津礼保奈)

 

(参考文献)
美容皮膚科学事典(朝田康夫/中央書院)

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