「もしかして寝不足?」「なんか疲れてない?」などと声をかけられた経験、ありませんか?
漫画でもよく描かれるように、“お疲れ顔”を表現する最大のポイントこそは、目の下のクマ。
どんなに若々しい肌の持ち主であっても、ソレがちょっと影を落としているだけで、一気に老けた印象を与えてしまいます。
今回はクマの症状とその対策をお教えします。
クマができる原因として最も多いのが「血行不良」。寝不足や疲労、運動不足、鉄分不足などが、主なトリガーとして有名です。さらに近年は、パソコンやスマホで目を酷使しすぎても、やはり顔の血行が悪くなることから青クマをつくってしまうケースが増えています。
とにかく目の周りの血行を良くしてあげることが大切です。まずは、日頃から睡眠をしっかりとること。そして体を積極的に動かすこと。とにかく歩く、できるだけ階段を利用するといった日々のちょっとした心掛けが、青クマ改善への第一歩となります。1日の終わりには、ゆっくりと入浴する習慣も身につけて。血行が促進されて寝つきも良くなるのでおすすめです。
また、インスタント食品やファストフードをよく利用する人、外食が多い人は、鉄分不足に注意。自炊で栄養バランスを取る余裕がなければ、サプリメントで補給してもOK。
いくら生活を改善してもシミが消えない!という人は、色素沈着を起こしている可能性大。要はシミと同じだから、一度できてしまうとなかなか消えず、放っておくとどんどん濃くなってしまいます。
原因のひとつに挙げられるのは、油分の多い化粧品。ファンデーションのみならず、目元はさらにアイシャドウやアイライン、マスカラなど最も多くのアイテムを駆使するパーツです。メイクを落とさずに寝てしまう人、ノーメイクで過ごす時間がほとんどない人は、帰宅後すぐにメイクオフする習慣を身につけましょう。
できてしまった「茶クマ」の大敵は、紫外線です。メイクがヨレる心配などから、目元はついUVケアを怠ってしまいがち。その場合は、日焼け止めやファンデーションを塗った後、一度パウダーで押さえておくと、ヨレにくくなるのでぜひ試してみてください。
紫外線量の多いシーズンはサングラスや帽子、日傘などの日よけグッズもお忘れなく。
また、アイメイクをしっかりする人は、できれば専用のクレンジングを使い、落とすときにゴシゴシこすらないように気をつけましょう。摩擦による刺激は、「茶クマ」に直結します。アレルギーなどでよく目をこすってしまうクセがある人も、同様の注意が必要です。
加齢、環境因子、お手入れ不足など、さまざまな要素が重なって進行するエイジングサインのひとつが「黒クマ」。目の周りがたるみ、下まぶたが下がると皮膚に段差が生じて、黒い影=クマが出現します。
目のたるみをリフトアップするには、筋トレが効果的。特に、目の周りをドーナツ状に囲んでいる「眼輪筋」という筋肉を鍛えれば、むくみや余分な脂肪も解消されて、ぱっちり目が戻ってきます。
乾燥などによる小ジワもクマを悪化させるため、朝晩のスキンケアではアイゾーンの保湿も心掛けましょう。目元美容液やクリームを塗布する際のポイントは、眼輪筋の流れを意識して、眉の上あたりまで広い範囲をトリートメントすること。同じアイテムでも、効果の出方が変わってくるはずです。
あなたのクマ症状を知ることで、悩みに合ったお手入れも可能。毎日のケアで、見た目印象をあげていきましょう。
(文・合六美和)
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