梅雨が明ければ夏本番。肌を露出したファッションも臆せず楽しめるよう、気になるムダ毛は早めに処理しておきたいもの。
自分でおこなうムダ毛処理には、「剃る」「除毛」「脱毛」「脱色」と4つの方法がありますが、今回は最も手軽にできて、比較的肌への負担も少ない「剃る」にフォーカスして、ボディのムダ毛処理法の基本をご紹介。
ムダ毛処理でついやってしまいがちなのが、目についた太い毛を毛抜きで抜いてしまうこと。でもこれって、肌をすごく傷めてしまいます。抜くということは、毛穴から無理やり毛を引きちぎること。肌へのダメージが非常に大きいのです。毛穴が膿んだり、炎症を起こして赤く腫れたり、後からシミができてしまう場合も。
剃る場合は、肌の表面に出ている毛をカットするだけなので、ダメージはかなり少なくなります。ただ、カミソリを肌に添わせるときに、どうしても肌表面に小さな傷をつけてしまうことが。そこから炎症を起こすとカミソリ負けになり、色素沈着を引き起こすことも。
正しい剃り方で肌へのダメージを最小限にとどめつつ、つるすべ肌を目指しましょう。
普通の石けんやボディシャンプーで構わないので、処理する部分をよく洗います。
皮膚を温めて柔らかくしておくのが下準備のポイント(皮膚を構成しているタンパク質は冷たいと固くなり、柔軟性がなくなるので、冷たい状態で毛を引っ張ったりカミソリをあてるのは刺激になってしまうとか)。入浴時以外で脱毛したいときは、蒸しタオルなどで肌を温め、毛穴を開かせます。
カミソリは一般的に、使い捨てのものより替え刃式のほうが良質と言われます。また、刃はこまめに取り替えましょう。
カミソリを当てたときの刃のすべりをよくするため、石けんの泡やシェービングフォーム、乳液、クリームなど、潤滑剤となるものを必ず塗りましょう。たっぷり塗ると毛が浮くので、肌への負担が少なくなります。
カミソリをやさしく当て、毛の流れに沿って上から下へと剃ります(強く当ててしまうと角質を取り過ぎてしまい、かゆみや赤みが出ることも)。なお、チクチク残るのが気になる部分だけは、気をつけながら逆剃りするのもあり。
剃ることで古い角質も取り除かれるので、肌が乾燥しやすくなります。ボディクリームや乳液などで十分な保湿を。また、日焼け止めなどで紫外線対策もしっかりと。
炎症は冷やすと多少収まるため、保冷剤をタオルでくるんで当て、患部を冷やします。
剃るのは手軽で時間もお金もさほどかかりませんが、剃り方やプレケア、アフターケア次第で処理後の肌は大違い。大切なお肌に無用なダメージは禁物です。丁寧なセルフケアで、カミソリ負け知らずのムダ毛レス印象を目指してみては?
なお、肌が敏感になりがちな生理前や睡眠不足などで体調不良のときは、処理を見送るのがベター。ムダ毛問題とは焦らずに向き合っていきましょう。
(文・大津礼保奈)
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