新しい職場や部署、また新しい取引先への挨拶など、4月に入って新たに出会うシーンが増えている人も多いのでは。そんなとき、大事にしたいのは爽やかな笑顔の“第一印象”。ですが、歯が黄ばんでいたり、くすんでいるというトラブルがあっては、せっかくの笑顔も大きく減点されてしまいます。白く輝く歯で笑顔を作りたいものですが、しっかり磨いているのに、歯が白くならないという声は少なくありません。そこで今回は、歯のホワイトニングの意外と知らない知識について探ってみましょう!
白い歯にしたいという意識がある人は、歯磨きもきちんとしている人が多いようです。歯磨きしているのに、白くならない、という原因には、喫煙や飲酒、コーヒーやお茶といった、ステイン(沈着)しやすいものを多く口にしていることがまず考えられます。
ですが、それ以上に多いのが、“酸蝕歯(さんしょくし)”という歯のトラブルです。白い歯は、エナメル質で従来保護されています。エナメル質は体の中では強い物質なのですが、実は酸には弱いのです。食べ物に含まれる酸がこの歯のエナメル質を徐々に溶かします。歯のエナメル質の下の層は象牙質(ぞうげしつ)で、この部分は白ではなく少し黄味がかった色をしています。エナメル質が薄くなると、象牙質が透けて、歯の黄色っぽさが目立ってしまうのです。
歯磨きをきちんとしているのに、という人は、“酸蝕歯”が起きている可能性も考えて、歯科医に相談してみるといいでしょう。
酸蝕歯は長期間放置すると、歯の色を変えるだけでなく、歯の形状自体を変えてしまいます。そうなると噛み合わせが悪くなったり、歯が痩せてしまうので、見た目も悪くなります。前歯や奥歯で酸蝕歯が起きる人が多いので、前歯が溶けて、形が悪くなり、セラミックで治療するしかなくなることもあります。また、歯が溶けて形状が変わってしまうと、ホワイトニングなどの歯の治療がしにくくなることも。虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)がなくても、年齢を重ねるほどに歯の具合が悪くなる可能性もあるので、早めに気づいて生活習慣から変えることが大事なのです。
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