健康面でも美容面でも注目されているオイル。
中でも、「えごま油」と「亜麻仁油」は、その機能性の高さから、とくに話題となっていますが……皆さん、正しい調理法をご存知ですか?
いくら人気の食材だとしても正しく摂らないと逆効果になることもあるため、使い方のポイントを押さえることが大事なのです。
良質なオイルの抗酸化作用の高さは広く知られるところですが、実はよく知らない、というのが本音。それぞれの長所を挙げてみましょう。
「ロズマリン酸」や「ルテオリン」などのファイトケミカルを含んでいることから、アレルギー症状の緩和が期待できるほか、脳の働きをサポートする働きなどがあります
女性ホルモンに似た働きをする「リグナン」というファイトケミカルが豊富で、更年期症状やPMS(月経前症候群)の緩和などが期待できます。
この2つのオイルで注意したいのは、酸化しやすいことと、加熱すると劣化しやすいこと。さらに加熱し過ぎると、有害物質が発生する可能性もあります。そのため、えごま油も亜麻仁油も加熱しないで使うのが大原則。
それに酸化したオイルを摂ると体の酸化にもつながるため、保存に注意が必要です。開封後は冷蔵保存が必須、1カ月を目安に使い切りましょう。
夏の疲れた体に元気を与える、栄養たっぷりの丼です。アボカドは酸化防止になるビタミンEを豊富に含むため、味の面でも機能面でも酸化しやすいえごま油・亜麻仁油と相性抜群。オイルは小さじ1杯ですが、分量はそれで十分。毎日継続して摂れば、さらに効果的です。
えびは血液サラサラなどに役立つDHAやEPAがたっぷり。健康維持に必要な必須脂肪酸がしっかり摂れる丼です。お好みで添えるパクチーも抗酸化作用が高く、デトックス効果が期待できます。
【材料】
・えび 5尾
・アボカド 1/4個
・赤玉ねぎ 1/8 個
・お好みでパクチー 適量
・ごはん(炊きあがり) 1膳
(A)
・えごま油または亜麻仁油 小さじ1
・レモン汁 1/8個分(小さじ1/2程度)
・しょうゆ(あればナンプラー) 大さじ1弱
・みりん 小さじ1
【つくり方】
1.えびは殻、背わたを取って茹でてから、一口大に切っておく。
アボカドは食べやすい大きさの角切りにして、赤玉ねぎは薄くスライスしておく。
2.(A)を混ぜ合わせたところに、えびとアボカドを加えて和える。
3.器にごはんを盛りつけ、赤たまねぎをしき、2をのせる。お好みで刻んだパクチーを添える。
(文・川原好恵)
株式会社たべかた代表 |
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