20代の頃は仕事で徹夜なんてあたり前。何時間でも集中して仕事をこなせたのに、最近は徹夜どころか1時間も集中力が続かない。
映画を見ていても、1時間もしないで飽きてしまい、映画の世界に入り込めない。昔は3時間の長編映画でも最後まで集中して見ていられたのに。
そんな変化が出始めたら、
脳の血流が低下し始めているサインかも?
脳は、体全体の約3%の重さしかないにも関わらず、私たちが利用するエネルギーの約20%を利用しています。そして、脳にこの大量のエネルギーを届ける唯一の手段が血液です。しかし、脳の血流量は、加齢に伴って減少していってしまいます。それにより脳がエネルギー不足になり、脳の働きが悪くなることが、加齢に伴う集中力低下の一因と考えられています。
1993年、米国ウィスコンシン大学のラウシャー博士らが、「モーツアルトの『ピアノソナタ』を10分間学生に聴かせたところ、抽象的な思考能力が高まり知能指数(IQ)がアップした」という研究成果を、一流医学雑誌"Nature"に報告しました。
その後も、「モーツァルトの楽曲を聴くことによる効果は、音楽の専門家よりも一般の人々に認められやすい」という研究報告や、「モーツァルトの楽曲を聴くことで、脳の遺伝子活性に変化が起きる」といった研究報告が続いています。
音楽の趣味は人それぞれですし、必ずしもモーツァルトだけが効果があるという訳ではありませんが、モーツアルトの様な調子のメロディーを選んで、しばらく試してみる価値はあるかもしれません。
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