「冬になると肌は乾燥するもの」と思っている人は少なくないはずです。確かに、気温が下がるとともに湿度が低下し、肌からも水分が奪われがちです。でも実は、多くの人が感じている、全身のかゆみやカサカサ、粉ふきは、季節性の湿度低だけが原因ではないのです。また、自分は乾燥肌とか敏感肌と思って「この時期の乾燥は仕方ない」と思っている人も実は、違う理由が乾燥を真似ているケースが非常に多いのです。
冷え予防やリラックスなどのために、「お風呂美容」とか「長くゆったりと入る」という方法がよく紹介されています。実際に、お風呂の入り方を聞いてみても、「入浴しながらスマホをチェック」とか「入浴しながら読書」、「DVDやテレビ観ながら1時間以上入る」という人も少なくありません。
入浴には血行をよくして、新陳代謝を高めるといういい面があるのも事実ですが、その反面、過度にお湯に浸かるのは肌には大きな負担をかけてしまうのです。肌に必要な皮脂や天然の保湿因子が入浴中に流れ出てしまいがちに。さらに、体を温めると肌はかゆみを感じやすくなるため、入浴で保湿力が低下した肌はよりかゆみを発生しやすくなってしまうわけです。
肌の潤いに大きく関係する皮脂量は、年齢とともに減少します。常に肌が乾燥する状態でいると、皮脂量は低下し続ける状態になるので、肌は厚く硬くなりシワも増えてしまうことも……!! 肌乾燥を慢性化させないためにも、肌に負担をかけない入浴法を見直すことが必要なのです。
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