ダイエットをはじめたら、お通じが悪くなったという経験はありませんか?
これは量を食べないことで便のボリュームがなくなったり、腸の蠕動運動(ぜんどう運動)が低下するためです。
こうしたことをくり返していると、腸が汚れて、免疫力の低下、体力の低下をはじめ、全身のトラブルを招きます。もちろんダイエットにも逆効果。実は、腸が元気でないと、通称“やせるホルモン”と呼ばれる「GLP−1」がうまく出なくなる可能性があることがわかってきました!!
今話題の“やせるホルモン”の「GLP-1」は小腸の粘膜細胞から分泌され、さらに食後に分泌量が増えるといわれています。また、GLP-1は胃、すい臓に働きかける効果があり、食べ物を胃から腸へゆっくり押し出し移動させ、糖の吸収を抑えたり、インスリン分泌の効率をよくしたりして、太りにくい体作りに役立ってくれます。
このGLP-1の他にもうひとつ、満腹中枢を刺激して食べ過ぎを抑えてくれる「PYY」というホルモンも小腸粘膜で作られていることがわかってきました。これらは腸の状態がよいと小腸からたくさん分泌されるのです。
つまり、腸内環境をよくすればやせやすくなり、逆に腸が弱るような生活をしていると、太りやすい体質になってしまいうのです!
腸内細菌のバランスですが、高齢になるほど悪玉菌(悪さをする腸内細菌)が増える傾向にあるので、普通に生活を送っているつもりでも少しずつ腸内環境は悪くなっています。中高年になると男女を問わず便秘で悩む人が増えます。それは、腸の働きが弱まり、腸内環境が悪化しやすくなるためです。
ですから、年齢とともに腸内環境を整えないとGLP-1が減り、太りやすくなるとも考えられるのです。
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