• 投稿日:2022/06/15 
  • 更新日:2022/08/03 

AGAの初期症状について

「髪の毛が薄くなってきた気がする」といったお悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。実はAGAと呼ばれる男性型脱毛症には、共通する初期症状があります。

ここでは、AGAの初期症状についてご説明します。ご自身の薄毛の症状と照らし合わせてみてください。また、AGAの初期症状が見られる場合は、早めに専門クリニックを受診することが重要です。

AGAの初期症状

AGAの初期症状の特徴は以下の4つです。1つでも当てはまる場合は、AGAが進行している可能性がありますので、注意が必要です。

毛質

・髪の毛が細くなってきた
・産毛や軟毛が増えてきた
・髪の毛のハリやコシがなくなってきた
毛質に関してチェックするポイントは上記の3点です。ひとつでも当てはまる場合は、AGAの初期症状が現れている可能性があります。

毛量

・手で頭を押さえたときに以前よりも頭皮を近く感じる
・起床時やシャンプー時の抜け毛が以前より増えた
毛量に関してチェックするポイントは上記の2点です。AGAは生えてくる毛よりも抜ける毛の方が多くなるため、これらの症状を自覚した際には注意が必要です。

髪の生え方

・前頭部や頭頂部の地肌が透けて見える
・全体的に地肌が透けて見える
・つむじ周辺の地肌が広がってきた
・おでこの生え際が徐々に後退している
髪の生え方に関してチェックするポイントは上記の4点です。AGAは前頭部や頭頂部の髪の毛が薄くなってくることが多いです。特に髪の生え際が後退してきた場合には、AGAの初期症状の可能性が高まります。

かゆみ

頭皮のかゆみは、AGAの初期症状の可能性があります。AGAの原因であるジヒドロテストステロンは、皮脂腺を刺激し皮脂の分泌量を増やします。皮脂の過剰分泌は脂漏性皮膚炎を招きやすく、頭皮のかゆみの原因となります。頭皮のかゆみがすべてAGAの初期症状というわけではありませんが、AGAの初期症状の可能性はありますので、気になる場合は早めに医師に相談するようにしてください。

AGAの初期症状を画像でチェック

次にAGAの初期症状を画像で確認していきます。ご自身の症状と照らし合わせてみてください。

26歳   O型   薄毛歴:1年  

職業:会社員

  • AGA治療例:26歳/O型/薄毛歴1年/会社員/初診時
  • AGA治療例:26歳/O型/薄毛歴1年/会社員/6ヶ月後

こちらは頭頂部の毛髪が薄くなってきた患者様の症例です。薄毛歴は1年ほどです。つむじ付近の地肌の露出が気になり、AGA治療を開始されました。AGAの症状の中でも、O型と呼ばれています。

21歳   M字   薄毛歴:1年  

職業:学生

  • AGA治療例:21歳/M字/薄毛歴1年/学生/初診時
  • AGA治療例:21歳/M字/薄毛歴1年/学生/5ヶ月後

こちらは前頭部の毛髪が薄くなってきた患者様の症例です。薄毛歴は1年程度です。毛髪が細くなってきたことが気になり、AGA治療を開始されました。AGAの症状の中でも、M字と呼ばれています。

27歳   M字   薄毛歴:1年  

職業:学生

  • AGA治療例:27歳/M字/薄毛歴1年/学生/初診時
  • AGA治療例:27歳/M字/薄毛歴1年/学生/8ヶ月後

こちらは前頭部と頭頂部の毛髪が薄くなってきた患者様の症例です。薄毛歴は約1年です。毛髪の細さやコシ、抜け毛やかゆみなどが気になり、AGA治療を開始されました。AGAの症状の中でも、M字と呼ばれています。

AGAの特徴と進行パターン

AGAの初期症状をご説明しましたが、当てはまる点はあったでしょうか。次にAGAの特徴や進行パターンをご説明しますので、AGAの初期症状が当てはまる方は参考にしてください。

AGAは進行性

AGAは進行性の症状です。ストレスなどが原因で起こる10円ハゲなどのように、時間とともに改善されることはありません。そのため、AGAは治療が必要です。早期に治療を始めることで、高い効果を期待できるのもAGAの特徴ですので、AGAの初期症状が現れている方は、できるだけ早く専門のクリニックを受診してください。

AGAの進行パターン

AGAによる薄毛の進行パターン

AGAには進行パターンがあります。「前頭部」「頭頂部」「額の生え際」の3つの部位から徐々に薄毛になっていき、やがて前頭部から頭頂部まで地肌が露出してしまうようになります。額の生え際や頭頂部の毛髪が薄くなってきたら、AGAが進行していく可能性がありますので、早めに専門のクリニックを受診しましょう。

AGAセルフチェック

これまでAGAの初期症状をご説明しましたが、それらの症状が当てはまる方はセルフチェックを行なうのがおすすめです。ヘアケアや生活習慣に関する質問に答えるだけで、AGAの危険度がわかりますので、AGA治療を始めるための参考にしてください。

AGAセルフチェック

AGA・薄毛の初期症状が現れたら

AGAや薄毛の初期症状が現れた場合、どのような行動を取るべきでしょうか。最後に、AGAの初期症状が現れた際の対応についてご説明します。

専門クリニックを受診しましょう

AGAの初期症状を少しでも感じられたら、できるだけ早く専門のクリニックを受診しましょう。AGAは進行性のため、何もせずに放っておくと症状が重くなります。逆にいうと、早めに対応することで高い治療効果が見込まれます。そのため、薄毛に悩まれている方は、一人で悩まずに、薄毛治療の医師に相談するようにしましょう。

生活習慣を改善しましょう

AGAの初期症状が現れたら、クリニックを受診するだけでなく、生活習慣を見直すことも重要です。栄養バランスのとれた食事や、質の高い睡眠などは、髪の毛にも良い影響を与えます。また、喫煙やアルコールの摂取は、髪の毛に必要な栄養素を奪ってしまいますので、控えるようにしましょう。生活習慣の改善はAGAの予防にも効果的ですので、ぜひ取り入れてください。

シャンプーを見直しましょう

AGAの初期症状を感じられる場合は、シャンプーを変えてみるのもひとつの方法です。シャンプーを変えるだけでは、AGAの治療はできませんが、頭皮環境を整えるという点では効果的です。専門クリニックでAGA治療を受けながら、専用のシャンプーで頭皮をケアすると良いでしょう。

AGAのどんなことが知りたい?

AGAについてよくある悩みです。気になるテーマを選択して、他の人が抱えるお悩みと回答をチェックしてみましょう。

【サイト監修】

サイト監修 Dクリニック東京 院長 安田 吉宏

安田 吉宏 Dクリニック東京 院長/医学博士/
日本専門医機構認定形成外科領域専門医

香川医科大学医学部卒業。北里大学大学院医療系研究科修了。
北里大学医学部形成外科、同大学救命救急センター助教、東京大学医学部客員研究員を経て現在に至る。
さまざまな頭皮疾患に対する最新治療を常に探究し、丁寧で分かりやすい診療で患者様から信頼されている。
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