お悩みカテゴリ： つむじハゲ

AGAによるものであれば、遺伝性が原因とされています。肉眼で明白な診断が付かない場合には局所観察を行い、細めの毛の存在割合が一定以上であればAGAと診断しています。

ストレスや日焼けのみでAGAが発症することはありません（後者は皮膚には悪影響を及ぼします）。 主たる要因は遺伝性で、旋毛付近から発症し前方に薄い領域が拡大することが典型的です。 肉眼で明白な診断が得られない初期AGAでは、その部位における細い毛の存在割合が上がってきたときにAGAと診断しています。 AGAと診断されれば、進行を遅らせたり、毛を太くする（発毛効果）薬剤での治療が一般的です。 正しい診断が望まれますので、気がかりならば外来へお越し下さい。

頭頂部から発症するAGAは旋毛付近に始まり、前方に薄くなって進行していきますので、鏡を覗くと分け目あたりの地肌が年々透けてきたと場合には、それなりにAGAが進行していることもあります。 当院では無理な治療勧誘は禁じておりますので、不安が続くのであれば一度お越しください。

旋毛は毛の生える方向が渦状となっていますので、薄毛のない方でも必ず地肌が露見しています。 一方で頭頂部はAGAの初発部位のひとつでもあります。外観で明白に診断できることもありますが、初期の場合にはその部位における細い毛の存在割合が上がってきたときにAGAと診断しています。 AGA初期の診断は割と難しいことも多いので、ご自身での観察には限りがあります。当院のすべての医師はその診断手技に熟達しており、一度外来にお越し下さるようお勧め致します。

AGAは年月を経て徐々に進行します。旋毛まわりから前方に薄い領域が広がる例が多いのですが、鏡を覗いた際に「以前よりも地肌が見えるようになった」としたらAGAが進んでいるかも知れません。 他方、案外思い過ごしのことも多々あります。診断は随時実施していますが、必要もないのに治療をお勧めすることはありません。ご安心ください。

『症状によっては治療の有効性が違う』 この表現は一見正しいのですが、厳密には異なります。AGAの進行は毛包（毛を養う器官）が年月とともに萎縮していくことを指します。 ①まだ進行していない毛包 ②軽度～中等度矮小化した毛包 ③肉眼では分からないほど矮小化した毛包 ③の場合、毛包の改善能力の多くが損なわれ、一般には薬剤療法による期待は乏しいでしょう。近接した②の部位が③に移行するのを防ぐフィナステリド等による治療が肝要です。 ②の部位ではミノキシジルによりある程度太い毛に誘導することが期待できます。フィナステリドの有無で改善度や長期成績が異なります。 ②や③が認められる場合、周囲の①もやがてAGAの進行が始まることが予見されます。したがってこれらを温存するためにもフィナステリドが有効です。 したがって現在AGAが存在するのであれば、どの部位で②や③の毛包が局在しているかによって、治療の目指す方向や治療費が異なってきますので、現状の把握と治療立案には診察が必要です。その際に最適な治療手段をともに考えましょう。 なお、治療効果が得られるならば、その外観を保つために何らかの治療継続が必要となります。

皮膚科の先生は現在の脱毛症の診断について何と仰せでしょうか。診断名がAGAでそれに対する内服薬であれば少なくとも脱毛症の進行は概ね抑えられるものと考えます。時として皮膚炎に由来するものや自己免疫疾患によるもの、感染症によるものがあり、これらの治療は適切な治療がなされていても脱毛領域の拡大が抑え切れないこともあります。まずは主治医の先生に現状と治療経過についてよくお尋ねになられることをお勧めします。 もしもAGAの治療に難渋されているようでしたら当院へお越しください。手掛かりが見つかるかも知れません。

頭頂部はAGAが発症しやすい部位の1つで、その場合には抜けがと薄毛が年々目立つようになります。 他方、切れ毛（軽微な刺激で太く短い毛が多量に脱落すること）は全く別の要因で起こりうるもので、極端なマッサージによることもあれば、先天的に生じやすい方もいらっしゃいます。 診断が何よりも重要ですので、一度外来にお越し下さい。

恐らく市販のミノキシジルを塗布されていたのではないかとお察しします。対象部位に存在する頭髪を太く増高させる作用があります。 現在は様々なメーカーから販売され、皮膚への刺激も少ないものが多いと考えられますが、時として肌に合わない方がいらっしゃいます。 仰せの内服薬を使用しない治療となると選択肢が限られてきますが、当院で処方している外用剤は皮膚への刺激が更に低く、ミノキシジルの局所への浸透を高めた設計をしています。興味をお持ちでしたらお越しください。

抗がん剤による脱毛症は『成長期脱毛症』という名で知られ、他の脱毛症とはまったく異なります。 毛髪量が回復されたのは何よりですが、化学療法前と同等に戻り切らない場合や、存外AGAが混在している場合があります。 状況次第ですが薬剤による発毛加療により、現状よりも外観の改善が得られる可能性があり、一度診察をお受けになることが望ましいでしょう。

つむじ周辺の頭頂部はAGAが初期で気づきやすい部位の一つです。仮にAGAであれば程度の差はあれ今後年月をかけて薄毛が進行することが予見されます。初診時に正しい診断を行いましょう。 頭頂部の発赤は日焼けの以外に皮膚炎が混在している可能性があります。その状況や経過に応じて治療計画を手直しすることがあります。

健康な地肌があってこその頭髪です。したがって皮膚炎の治療は今後も精力的に継続してください。 大衆薬として販売されているミノキシジル外用剤は比較的低刺激な製品が多いのですが、残念ながら時として肌に合わないことがあります。 治療計画が多少異なってまいりますが、内服薬による薄毛治療が奏功することもありますが、現在の肌の状態を把握する必要があります。一度外来へお越しくださいますようご案内申し上げます。

頭頂部でAGAが進行している可能性があります。当院は薬剤による治療を推奨しており、半年程度で多くの方々が効果を実感されています。AGAであれば主として遺伝的素因で発症・進行しますが、時として診断が異なることがあり、初診でその判断を的確に行いましょう。その上で治療計画を策定させて頂きたいと思います。

ニキビを潰した傷跡の瘢痕禿髪ならば、どのような治療法でも発毛は期待できません。瘢痕形成手術か自毛植毛手術の適応です。治療を無理に勧めることはないので、一度診察を受けてください。